2007年8月17日金曜日
夏の暑さを雪冷房で冷やす
冬の厄介者、雪を夏の冷房に利用する動きが本格化しています。札幌で、新エネルギーを使ったビジネスセミナーが開かれ、会場では、雪を使った冷房システムが実演されました。連日続いた猛暑から少し解放された道内ですが大勢が集まるセミナーとなるとやはり冷房は欠かせません。そんな冷房の配管を辿ると外に設置されたコンテナにつながっていました。(見張記者)「気になるコンテナの中身ですがこのように雪が入っていて冷房に使うために循環させる水を雪で冷やすその名も雪冷房システムです」実用化に向けた取り組みが続く雪氷エネルギー。きょうの冷房に使われた雪はきのう美唄市から運び込まれました。美唄市は道内でも先駆けて雪の有効利用に踏み切ったマチです。冬に溜めた雪を野菜などの貯蔵や介護施設の冷房などに使っています。(美唄市産業振興課・金子幸江さん)「(電気代は)エアコンの3分の1ないし2分の1」「水に溶けるにおいも除去してくれる」雪をビジネスに活かそうと開かれたきょうのセミナー会場でも4機の雪冷房が18度の涼しい風を送っていました。雪エネルギー研究の第一人者である媚山准教授は、雪冷房の将来性をこう話します。(室蘭工業大学・媚山正良准教授)「まだトータルコストはエアコンの1.5倍はする。現時点で5割増しというのは将来的には大きな問題はない」冬の厄介者から夏のエネルギーへと生まれ変わることができるのか。雪を知り尽くした北海道の挑戦が続いています。
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